平成6年の大渇水の記憶が遠くなる中、
現状について頭の整理も兼ねた勉強会をしました。
平成15年に施行された「松山市節水型都市づくり条例」、
平成16年に策定された長期的水需給計画基本計画や、
平成17年に議会で決議された新規水源に関する決議、
愛媛県、西条市、新居浜市、松山市の四者協議など、
時系列に沿ってこれまでの経緯について整理をしました。
当時の計画と分水は別問題ではあるものの、
計画で日量48,000トン不足しているものを
いかに解決させるのか、19の方策で検討を重ねた中で、
海水の淡水化事業か西条分水のみ、
安定性のある評価がなされていました。
こうした中、黒瀬ダムの管理は愛媛県が行っており、
あくまでも水の権利は愛媛県が握っているとのこと。
西条市は「西条の水を守る」というスタンスを変えていない中、
強行しても西条市の理解が得られない以上は、
一方的な片思いが過剰になっている気がします。
先月末に報道発表にある、新たな水需給計画では
都市リスクの低減や未給水地域への供給、
3階建直接給水方式の導入など、
市民サービスの向上の項目が多く取り入れられるものでした。
中核市のうち松山を含め3市が導入できていない給水方式ですが、
水が無い以上は、制度導入見送りは当然の見解だと考えます。
水は限りある資源です。
多くの検証資料や統計に基づき算出される必要水量について、
膨大な資料を読み解くには時間がかかりますが、
先日の知事会見にもあるように、
政治の責任として、しっかりと議論できるよう
しっかり取り組んでいきたいと思います。
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